血圧とは、心臓の収縮・拡張で流れる血液によって、血管壁にかかる圧力のことをいいます。なかでも動脈にかかる圧力のことを血圧と呼ぶのが一般的です。心臓は収縮と拡張を繰り返すことによって、一定のリズムで血液を全身に行き渡らせています。心臓が収縮すると血液が血管に送り出されます。このとき血管にかかる圧力が「最高血圧」です。逆に心臓が拡張して全身を巡ってきた血液をため込んだ状態のときに血管にかかる圧力が「最低血圧」です。最高血圧や最低血圧は常に一定というわけではなく、季節や体調によっても変動します。例えば夏は低くなって冬は高くなりますし、ストレスや緊張でも高くなります。こうした血圧の変動をコントロールしているのは自律神経や腎臓・副腎から分泌される各種のホルモンなのです。
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