身体が発達するにつれて、骨も成長します。胎児の頃に骨が発生し、成長とともに太く、長くなっていきます。骨の外側や内側、血管の通る孔の内面などの骨表面には、骨芽細胞と破骨細胞という2種類の細胞が存在します。骨芽細胞が新しい骨をつくり、破骨細胞が古い骨や不要な骨を破壊します。このサイクルによって骨は絶えず新しいものにつくり替えられ、骨密度と骨質を維持しているのです。破壊される骨よりも新しくつくられる骨が多ければ、骨は成長していきますが、破骨細胞の働きのほうが大きくなると、骨は軽石のように孔だらけになってもろくなり、骨粗鬆症になってしまいます。
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