人間が身体を動かすには筋肉を使います。そして筋肉は筋繊維に神経を通して刺激が与えられ、収縮することによって動きます。普段人間が使用している筋力は60%程度だといわれています。残りの40%は余力として残され、通常の生活において使われることはありません。それは100%の力を発揮した場合に身体にかかる負担が大きくなってしまうため、必要最小限の60%の力しか出さないよう脳でコントロールされているのです。しかし、窮地に陥ったときや危険が迫ってきているときなどはアドレナリンを分泌し、脳のリミッターも解除され、余力である40%の力が発揮できるようになると考えられています。これが火事場の馬鹿力の正体とされています。
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