2016年10月ブログ

2016年

10月

31日

胃は「ストレス」によって一番左右される

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。胃はストレスを受け止める臓器でもあります。ストレスには種類があります。ひとつは自覚しているストレス。「人間関係がつらい」「仕事でプレッシャーがある」といったメンタル面のストレスとも言い換えれれます。もうひとつは無自覚のストレス。「オフィスの冷房が強すぎる」「外が暑すぎる」といった身体面のストレスがこれに当たります。長時間デスクワークをしていると、おなかが張ったり、オナラが出そうになったりすることはありませんか?食後に膨満感があって「消化器官が弱っているかも」と感じることはありませんか?それは、前かがみの姿勢で下腹部が長時間圧迫されているからです。胃腸が押しつぶされた結果正常に働かなくなっているわけです。こういう状態が日常的に続いていて、胃のコンディションが悪化している人に、胃酸の成分を与えたところ、鉄分の吸収率が59%もアップしたという調査結果があります。「誰と食事をしたか」「おいしいと感じたか」によって、栄養素の吸収率が違ってくるのも、ウソのような本当の話です。胃は、みなさんのストレスを直に受け止めてくれているのです。胃腸への負担を避けるため、オフィスでは遠いコピー機にコピーをとりに行ったり、何かのついでにストレッチをしたりして、同じ姿勢をずっとしないことも心がけましょう。これだけで、胃を長時間圧迫しないようになります。また、胃のコンディションを悪くする冷たいものを控えるのも効果的です。これらのことを意識して続ければ、確実に胃のコンディションはよくなり、栄養の吸収率は上がります。

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2016年

10月

30日

「おなかが空く」を大切にする

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。「おなかが空く」のは健康の証しです。反対に「最近おなかが空かない」という人は、危険な状態です。体全体が弱り始めている証拠です。おなかを空かせるためには、まずは動くことです。女性の活動は、レベル別に分けると、3つに分けられます。

[活動レベル1]デスクワークで1日中座りっぱなし

[活動レベル2]立ち仕事、営業職、主婦業

[活動レベル3]運動習慣のある人(ヨガ、ピラティス、ランニングなど)

この中で気をつけるべきなのは、「活動レベル1」の人だけです。レベル2,3の人は大丈夫です。レベル1の人は、1日に消費されるカロリーがとても少ないです。結果、1日を通して「あまりおなかが空かない」状態になります。「動かない」➡「エネルギーがほとんど消費されない」➡「おなかが空かない」➡「ごはんを食べない」➡「胃を使わないから胃が弱る」➡「胃が弱いから食べられなくなる」➡「動くエネルギーがなくなる」といった悪循環になります。こうした女性は「食べると疲れる」と言います。こういう人たちがよくなるのが、見た目がスリムなのに体脂肪率が高い「隠れ肥満」です。「痩せているのに、体脂肪率が高い」のは、デスクワークの人が多いです。脂肪が多いということは、将来の病気のリスクを抱えるということです。

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2016年

10月

29日

食べることが胃を鍛える

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。食欲がわくかどうかは、一番大切な健康のバロメーターです。やはり胃は健康の源です。胃が健康かどうかは、胃酸の量が重要です。胃酸の量は年齢を重ねるにつれて少なくなっていきます。40歳あたりからガクンと減ります。「最近、焼肉が食べられない」「脂っこいものを避けるようになってきた」といった実感があれば、それは胃酸が減り始めた証拠だと思ってください。胃が元気かどうかを判断するいちばん簡単な方法は、朝からごはんをおいしく食べられるかどうかです。毎日、朝からもりもり食べられる胃を持っているなら安心です。また、「最近、肉が脂っこく感じて魚や野菜ばかり食べている」というのも要注意です。肉を健康に分解できる胃が最高です。胃が弱ったときに気をつけてほしいのは、「おなかに優しいものだけを食べること」です。こういった生活を続けてしまうと、「胃が弱い」➡「優しいものしか食べない」➡「胃の筋力が低下してさらに弱くなる」➡「もっと優しいものしか食べない」という悪循環になります。すると胃はますます弱くなってしまいます。胃は、急に弱くなるのではなく、胃を使わない食習慣をしているから弱くなるのです。最近は「プチ断食」がはやりですが、食べないことで胃は動かなくなります。胃の筋肉をキープする意味では、たまには焼肉やステーキに挑戦して胃が弱らないように鍛えた方がいいのです。100歳で健康な人とそうでない人の食事を調べてみたところ、いちばん違っていたのが「肉の量」でした。100歳を過ぎて長生きしている人たちは、そうでない人に比べて、動物性タンパク質をよく食べていました。中には、肉のかたまりのステーキを頻繁に食べるツワモノもいるそうです。いくつになっても肉が消化できる胃を持てば健康で長生きできます。

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2016年

10月

28日

胃をつくるのは、タンパク質

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。胃は、栄養をどれだけ吸収するかを決める大切な臓器です。胃が疲れている人は、栄養の吸収、特に胃のコンディションに左右される鉄分やビタミンの吸収率が低下します。胃を丈夫にするメインの材料は何といっても「タンパク質」です。タンパク質は、アミノ酸の集合体です。胃や腸で分解されるとアミノ酸になるのですが、そのアミノ酸になって初めて、栄養として体に取り込まれます。アミノ酸は、胃だけでなく、筋肉や髪や爪、血液やコラーゲン、免疫、それに各ホルモンの材料など、私たち人間の体すべてをつくるもとです。そこでおススメするのが、「アミノ酸スコア100」といわれる食品をとることです。アミノ酸はくせもので、野球チームのようにメンバーが全員そろわないと、力を十分に発揮できません。しかも、それぞれちゃんと量が足りていないと発動しないのです。1種類欠けているだけで、何もしないままになります。この「全員そろっている」状態がアミノ酸スコアが100といわれているもので、肉、魚、大豆、卵、乳製品などがそうです。つまり、私たちが「タンパク質」の代表格だと思っているものは、アミノ酸スコアが100のものです。アミノ酸スコア100のものを、毎日3食食べることが胃を健康に保つラインです。特に、「胃が弱い」という自覚がある人は、「今日は朝ごはんがたべられない」という日も多いかもしれません。しかし、それがますます胃を弱めている可能性があります。胃が弱いと自覚している人は、ヨーグルトを少しでもいいので、食べた方が改善する場合もあります。怖がらず、しっかり「タンパク質」を意識して食べてください。

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2016年

10月

25日

栄養は流れてしまうもの

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。男性は「溜まりやすく、落ちにくい」ようにできています。筋肉も、鉄分も、溜まります。男の人は、1日1食であろうが、カップラーメンにしようが、ほとんどの人がガクンと下がることはありません。一方女性は、月々の生理や筋肉のつき方といった体の構造上、栄養はどんどん失われていきます。「タンパク質を食べていますか?」という質問に「先週焼肉をたべました!」と答える人がいます。しかし、残念ながらそんな前に食べたタンパク質なんて、もう影も形もありません。他にも「休日に野菜をたくさん食べて1週間で帳尻を合わせていますから、大丈夫です!」という人もいますが、それも残念ながら、体には残りません。栄養素によっては数時間で跡形もなくなります。栄養は基本的には残らないのですが、その中でも残る栄養素もあるにはあります。たとえば、カルシウムや鉄は残ります。しかし、残るとはいってもそのままの形では残りません。カルシウムは、骨ミネラルという形で骨に取り込まれて残り、鉄はヘモグロビンや貯蔵鉄に形を変えて残ります。しかし、これらも必要な分しか取り込みません。そして、体に入ってこなくなったなどの「いざ」というときに、そこから骨を溶かしてとったりします。だから、食べなくなっても、急になくなることはないのですが、その分骨はスカスカになります。永久に残ることはありえません。また、タンパク質やビタミン、食物繊維、抗酸化物質などは頻繁に食べなければ、すぐに体からなくなります。栄養は、すぐ流れてしまうことをよく覚えておき、「必要なものをとにかく毎日」を心がけてください。毎日の積み重ねがあなたの健康の基礎力になります。

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2016年

10月

24日

あなたは健康ですか?

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。みなさんは、今の自分の体をどう考えていますか?「歳を重ねるほど、無理すると体がつらくて、以前よりふんばりがきかなくなった」「肩こりとか、腰痛とか、多少不調はあるけど、極端に病気だということもない」などといった声が聞こえてきそうです。こういった、病院に行くほどじゃないんだけど…という声。たとえ病院に行っても、具体的な解決方法は教えてくれないでしょう。こういう声の背景にあるのが、「歳とともに、体調が悪くなっている。でも、どうすればいいのか分からない」といった不安です。女性が悩んでいる不調のランキングは以下の通りです。

1位 肩こり

2位 冷え性

3位 むくみ

4位 疲れがとれない

5位 肌荒れ

6位 腰痛

6位 精神的アップダウン

6位 便秘

9位 頭痛

10位 風邪を引きやすい

11位 不眠

該当するものがいくつかあったのではないでしょうか?「自分を健康だと思いますか?」という質問には、

1位 まあまあ健康である。 66%

2位 健康である 17%

3位 あまり健康でない 15%

4位 健康でない 2%

という回答でした。つまり、日々不調はあり、睡眠不足、運動不足ではあったとしても、大きな病気などをしておらず、会社などの健康診断で「異常がない」、あるいは多少異常があっても経過観察中などであれば「健康」だと認識していることが分かりました。しかしこれで、本当に自信を持って「私は健康です!」といえるでしょうか?病気にもステージがありますが、健康にもステージがあります。「病気ではないけど元気でもない」という人たちは、一番下のステージにいるということです。

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2016年

10月

23日

緊張したら必ず緩める

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。江戸時代に書かれた貝原益軒の「養生訓」には、ストレスの対処法として「心の楽しみを知ること」が肝心だと記されています。心の楽しみとは、言葉を換えれば「趣味の世界」です。趣味には、緊張をとく絶大な効果があります。これぞ多接の効用だといえます。仕事を離れたひととき、楽しい仲間との会話が、張り詰めていた体をスッと緩めてくれるなどもこの効用の一つです。心と体はつながっているので、心が満たされると体にも活気が出ます。多接の実践で脳も若返り、将来的には認知症の予防にもなります。今、とりたてて趣味がないという方も、心の向くままに好きなことをしたり、一緒にいて楽しめる人と接してみましょう。日常から少しスイッチを切り替え、ラクな気分で過ごすことが大事です。芸術に興味のある人は、絵画、彫刻、音楽、演劇などに触れてみましょう。あるいは、旅、森林浴、温泉、カラオケ…と私たちの周りには楽しめる材料がいくらでもあります。そこからまた新しい人間関係が広がり、会話が生まれ、新たな楽しみがもたらされます。「緊張したら必ず緩める」という習慣が身につくと、ストレスに対する免疫力も格段に上がっていくのです。

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2016年

10月

22日

「ワクワク」「ドキドキ」でストレスが消える

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。多くの人、事、ものに接するということは、ストレスとうまく付き合い、「心」を整えるための欠かせない習慣です。少し考えてみてください。みなさんが、仕事を離れて楽しめることは何ですか?とっておきのストレス解消法は何ですか?いつも仕事や家事一筋で、接する相手はパソコンやテレビばかり、休日はあまり外出せずごろ寝…。これは「多動」とは反対の「少動」の生活です。そして「多接」と反対の「少接」の生活で、残念ながら、体を壊しやすい生き方といえます。少動、少接の生活があたりまえになると、体には体脂肪が、心には不快なストレスが蓄積されますし、脳はマンネリ化して退屈します。不快なストレスがたまっているとき、心も筋肉もピーンと張り詰めた緊張状態にあるので、そのまま緩めずにいるとヘトヘトになってしまうのです。過度のストレスは自律神経や免疫系に多大なダメージを与え、神経症やうつ病、心身症、風邪や感染症などにかかりやすくなります。昨今、仕事や職場でのストレスを抱える人は増加傾向にあり、対策として「ストレスチェック制度」の導入も始まっています。「労働安全衛生法」の一部改正に伴い、社員50人以上の企業では全社員に年1回のストレスチェックを実施することが義務付けられるようになったのです。具体的には、簡単な質問票に記入し、その結果から自分のストレスの状態を知り、ストレス過多と判断された場合は医師の指導を受けたり、職場の改善につなげることができます。ストレスレベルは、自分の感覚だけでははかりづらいものです。そこで、あえて自分の心と向き合う機会をもつことで、うつ病などのメンタルの不調を予防できるようになるのです。質問票の内容は企業ごとに検討できますが、国が推奨する厚生労働省のプログラムを使えば、オンラインで簡単に実施できます。

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2016年

10月

21日

太れば太るほど、睡眠不足になる?

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。「肥満」と「睡眠」には、もう一つ見逃してはいけない、つながりがあります。それは、「眠りの質」です。太ると睡眠時に何度も呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」になりやすくなり、眠りの質がガクッと低下するのです。この病気が肥満者に圧倒的に多い理由は、首周りに脂肪がたくさんついて、気管の通りが悪くなるためで、これによって睡眠時の呼吸がうまくできなくなってしまいます。体の厚みは、呼吸も妨げてしまうということです。すると、いくら睡眠時間をとっても寝不足状態から抜け出せなくなります。そして、食欲の暴走がますます起こりやすくなり…悪循環です。睡眠不足と食べ過ぎ、メタボはイタチごっこのようにして悪循環をくり返します。

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2016年

10月

20日

睡眠時間が少ないと太る?

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。よく休んで疲れをとる方法として、睡眠に勝るものはありません。私たちは生涯の3分の1の時間を「睡眠」に使っているので、いい睡眠がとれないと、快適な生活が根本からくずれてしまいます。眠れない日が続くと今日の疲れが明日に持ち越され、疲れが蓄積しますが、よく眠ればストレスをその日の晩にリセットでき、翌日からまた元気に過ごせます。だから「多休」が大切なのはもちろんですが、実は、睡眠不足だと太りやすいこともわかっています。米コロンビア大学の研究グループが行った「睡眠と肥満」に関する研究によると、睡眠時間が4時間以下の人は、睡眠時間が7~9時間の人に比べて73%が肥満になりやすく、5時間の人では50%が肥満になりやすかったそうです。睡眠と肥満、あまり関係がなさそうに見えるこの二つに、どのようなつながりがあるのでしょうか。このカギ握るのは、睡眠中に分泌されるホルモンです。通常、私たちの体は、「グレリン」という食欲促進ホルモンと、「レプチン」という食欲抑制ホルモンがバランスよく働き、食欲をコントロールしています。しかし、睡眠時間が短いと自律神経は失調状態になります。その結果、「グレリン」が増加し、「レプチン」が減少して、食欲の暴走が始まってしまいます。その欲求に負けて余分に食べれば、太るでしょう。すると今度は、肥満がさらなる悪循環を招きます。実は肥満になると、さらに脂肪が体につきやすくなるのです。まず、肥満になると、血糖値を下げるホルモン、インスリンの働きが鈍ります。そこで、すい臓は血糖値を調整するためにインスリンをどんどん分泌しますが、この過剰に分泌されたインスリンは、なんと脂肪の合成に回ってしまうのです。すると、糖尿病のリスクも高まり、高血圧や脂質異常症といったメタボの因子も集まってくるでしょう。睡眠不足になると、それだけでインスリンが効きにくくなるという調査報告もあるのです。私たちの体は、眠っている間にストレスを解消したり、成長ホルモンを出して体のメンテナンスをしたり、記憶を定着させたりと、たくさんの仕事をこなしています。健康のためにも美容のためにも、十分な睡眠時間の確保が大切なのです。

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2016年

10月

18日

歩けば病気も逃げていく

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。私たちにとって最も身近な運動といえば、日々の「歩行」です。歩くことは人間の基本動作ですが、このあたりまえにやっている動きが、全身の筋肉や神経をくまなく刺激します。「2本の脚は2人の医者」とは西洋のことわざですが、2本の脚をよく使っていると、全身の血行と共に頭の働きもよくなり、2人のお医者さんがいるぐらい健康でいられるということです。デスクワークか営業か、徒歩で通勤するか車やタクシーをよく使うかなど、個々のライフスタイルや職種によって歩数には個人差があり、それが長期的には病気のなりやすさや寿命にも影響します。下半身には全身の筋肉の約6割が集まっているので、2本の脚をよく使って鍛えている人とそうでない人とでは、かなりの健康格差が生まれるといっていいでしょう。運動が苦手だったり、時間にゆとりがない人でも、日常生活の中で今より少し、歩く量を増やすことなら、さほど難しくはないはずです。その際、少し速足で歩くのがコツですが、ただゆっくり散歩するだけでも、家でじっとしているときの約3倍ものエネルギーを使います。また、掃除など家事で体を動かすことも、運動と同様の効果があります。よく、「体脂肪を燃やしたければ、20分以上の連続した運動を」といいますが、それはあくまで燃焼効率の問題です。20分以上できないからと運動自体をやめてしまっては、本末転倒です。さらに、運動のために1日トータルで60分の時間を投資すれば、体が活性化し、ますます病気を遠ざけることができます。

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2016年

10月

17日

脳から活気を奪う「運動不足病」とは?

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。「1に運動2に食事しっかり禁煙最後にクスリ」。実はこれ、厚生労働省が掲げた健康増進のためのスローガンです。注目すべきは、まず一番に「運動の習慣化」を呼びかけていることです。それというのも、昨今、多くの国民が「運動不足病」という現代病にかかっているからです。「運動不足病」とは1961年に、米国のH・クラウスとW・ラープによって提唱された言葉で、運動を怠ると、誰でもこの病気にかかりやすくなります。肥満、糖尿病、高血圧、心疾患、胃潰瘍、腰痛、情緒不安定などは、すべて運動不足が一因で起こる病気とされています。つまり「運動不足=生活習慣病」ともいえるのです。みなさんは今、習慣的に何か運動をしていますか?日常生活の中で、よく歩いていますか?今、国民の半数以上が「運動不足」と感じながら、あまり運動をしていないのが現状です。ジョギング人口が増えるなど、体を動かすことへの関心は高まりつつありますが、まだまだ運動に無関心だったり、運動量が足りない人が多いのです。ところで、なぜ運動不足だと病気になるのでしょう?私たちの体には大小500もの筋肉組織がありますが、運動しないとその3分の2程度しか使われず、残りの3分の1は次第に萎縮していきます。筋肉組織が活性化していない状態では、糖の代謝がうまくいかず、体脂肪がたまりやすくなります。すると、血糖値も、血圧も、血液脂質も正常値をキープしづらくなってしまうのです。また、運動をしないと筋肉量と共に基礎代謝量も落ちていき、いくらダイエットをしても、やせにくく太りやすい体がつくられてしまいます。「体脂肪は減ったものの、筋肉も減ってしまった」。これではダイエットした意味がありません。他にも、免疫力の低下、疲れやすくなる、体形ががくずれるなど、運動不足はデメリットばかりです。体が老化すると精神も衰え、やる気、活気が失われていくでしょう。だから、「1に運動」なのです。

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2016年

10月

16日

適量のアルコールでなぜ寿命が延びるのか?

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。なぜ、適量のアルコールで寿命が延びるのでしょうか?理由として、適量のアルコールが善玉HDLコレステロールを増やしたり、血液を固まりにくくし、心臓病などの発症率を下げるためではないかといわれています。適量のアルコールは血管の若さを保ち、メタボになりづらくするということです。他にも、飲みながら食べると食事がおいしくなる、リラックスする、楽しい気分になってストレスが消えるなど、適量のアルコールにはたくさんのメリットがあります。ただし、アルコールを飲んですぐ顔が赤くなる人は、一般的な「適量」は当てはまりません。顔が赤くなるのはアルコールの副作用で、このタイプは飲酒後にアルコールが分解されてできる有害物質アセトアルデヒドの代謝能力がきわめて低い(または代謝能力がない)のです。「飲めない体質」の人は、すい臓ガンになるリスクが高いという調査報告もあるので、気をつけてください。 

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2016年

10月

14日

寿命が延びるお酒、縮むお酒

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。適量のアルコールは、百薬の長になり、寿命も延ばします。そのことを裏付けているのが、厚生労働省研究班が行った「飲酒と死亡リスク」の研究(1999年)です。40~59歳の男性約2万人を7年間追跡調査したところ、酒を飲まない人の死亡リスクを1とした場合、「2日に1合程度飲む人」は0.64で最も低く、「ときどき飲む人」は0.84、「毎日1合程度」だと0.87と、いずれもまったく飲まない人より低いという結果が出ています。ただし、1合という適量を超えると、死亡率はがぜん高くなります。「毎日2合程度」だと1.04、「毎日4合以上」では1.32。休肝日がないと、死亡リスクはさらに1.5倍から1.8倍にも跳ね上がります。アルコール20gというのは、肝臓が約3時間で分解する量に相当します。人体には、その程度の量を休肝日も入れながらたしなむのがベストなのです。オランダの研究グループも、40年という長期にわたる調査を実施し、適量のアルコールが寿命を延ばすという報告をしています。この調査では、1日にグラス半分のワインを飲んでいる男性は寿命が平均で5年長いこと、また、種類にかかわらず少量のアルコール飲料を長期間飲んでいる人は、飲酒しない人に比べて寿命が2.5年長いことがわかったそうです。

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2016年

10月

11日

「お酒を飲むと太る」は本当です。

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。「酒は百薬の長」とは、中国古代の歴史書「漢書」にも記された言葉ですが、酒が効用をあらわすのは、「適量」を守った場合に限られます。吉田兼好は、「徒然草」の中で、「(酒は)百薬の長とはいえど、万の病は酒よりこそ起これ」と酒害をアピールしていますし、江戸時代に書かれた貝原益軒の「養生訓」でも「多飲のいましめ」が記され、「酒は各人にそれぞれの適量がある。ほどよく飲めば益が多く、多飲すれば損失が多い」と警告を発しています。まさに、その通りです。健康的に飲酒するうえでまず認識しておきたいのは、酒は「薬物」だということです。そして、薬には必ず副作用があるということです。ではプラスの効用をあらわす適量とは?

日本酒 1合(180ml)以内

ビール 中瓶1本(500ml)以内

ウィスキー ダブル1杯(60ml)以内

これらに含まれるアルコールは約20gで、それ以上になると、さまざまな問題が起こってきます。アルコールが度を超すと、肝臓に負担をかけることはよく知られていますが、その影響は全身に回り、心筋梗塞や脳卒中のリスクも高まります。過度なアルコールは脳の萎縮のスピードも早め、認知症にもかかりやすくなります。また、「飲み過ぎると太る」ことも確かです。酔うと自己抑制がきかなくなるので、深夜におなかいっぱいラーメンや甘いものを食べるなど暴走しやすくなります。せっかくダイエットをしても、たった1晩で「ご破算」になってしまうのですから、もったいない話です。「アルコール=神経毒」ですから、飲み過ぎると迷惑行為も起こしやすくなり、若い時から飲み始めると、アルコール依存症が短期間で発症することもわかっています。これこそ薬物としてのアルコールの怖さです。薬には処方箋があり服用量が厳格に決められています。アルコールも同じだと考えましょう。適量という処方箋を守って飲めば、「いいクスリ」になります。

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2016年

10月

10日

小腹がすいたときは20分ガマン

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。食間に「ちょっと小腹がすいた」というのは、実は余計な体脂肪が燃えようとするサインです。脂肪は糖質よりエネルギーとして使われるタイミングが遅く、その時期がくると脂肪組織から分解された脂肪酸が血中にどっと増えます。そのため、食欲中枢が刺激されて「おなかがすいた」と感じるのです。ただし、ここで20分ほどガマンすると、脂肪酸がエネルギーとして使われ、空腹感も消える仕組みになっています。このメカニズムをいかせば、上手に体脂肪を燃やせます。ガマンできずに間食してしまうか、20分待って脂肪を消費するか?そこが分かれ目です。少しの時間食べないだけで余計な脂肪が燃やせるのだから、できるだけ間食は控えましょう。

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2016年

10月

09日

「食べ過ぎ」が不健康と短命を招く

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。実は、食べ過ぎは太古の昔からいましめられていました。今から6000年前、栄華を誇ったエジプトでも「人は食べている量の3分の1で自らを養い、残りの3分の2で医者たちを養っている」といわれていたそうです。過食と病気のとの関係は、よく知られていたのです。「それでもやっぱり、好きなだけ食べたい」という人もいるでしょう。そういう人にぜひ知っておいていただきたい有名な調査報告があります。米ウィスコンシン大学のチームが20年かけて行ったこの調査では、人間の代わりにサルで、食事量と健康との関係を解き明かしています。アカゲザルを二つのグループに分け、一方のグループには食べたいだけエサを与え、もう一方のグループには、栄養価は十分で、カロリーだけ通常より3割減らしたエサを与えました。すると、摂取カロリーを3割減らしたアカゲザルのグループは、好きなだけエサを与えられたグループより明らかに健康長寿で、病気にかかっても死亡する確率が3分の1に減ったそうです。飼育中に死んだサルを解剖して調べると、「カロリー制限なし」のほうは、糖尿病やガン、心血管障害、さらには脳の萎縮など、加齢性の病気が多く見られ、その数は「カロリー制限あり」の約3倍に達していました。約20年間にわたる調査結果なので、説得力があります。このデータがそのまま人間に当てはまるわけではありませんが、食べ過ぎれば人間にだって、やはり同様のことが起こるのです。

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2016年

10月

08日

「一無、二少、三多」生活のススメ

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。太り過ぎをなくし、メタボにならない生活を心がければ、健康長寿を実現できます。病気を引き寄せないための生活の基本は、「一無(禁煙)、二少(少食、少酒)、三多(多動、多休、多接)」です。この「六つの習慣」を実践すると、心も体も健やかになり、ほぼすべての生活習慣病の予防ができます。快適な生活がもたらされます。「家系的に糖尿病が多い」「両親とも肥満でメタボ」など、その病気にかかりやすい遺伝的な体質があったとしても、この「六つの習慣」をコツコツと、しかもできるだけ早い時期から始めれば、発症を抑えることも十分可能です。「六つの習慣」の実践数が多いほどメタボと診断される頻度が少なくなり、血圧、血糖、コレステロール、中性脂肪、尿酸などの数値もよくなるということは、東京慈恵会医科大学付属病院の人間ドックなどでの長期間の調査でも実証されています。血液や血管の状態がよくなれば、動脈硬化のリスクが下がり、生活習慣病の終着駅にある脳や心臓の疾患も、認知症も、重篤な糖尿病の合併症も、遠ざけることができるのです。

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2016年

10月

07日

メタボと認知症の関係

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。メタボの人は、認知症にもかかりやすくなるといったら驚かれるでしょうか?一見、遠い関係にも思える「メタボ」と「認知症」ですが、やはり根っこではつながっています。まず認知症はアルツハイマー型などを含む「変性性」と「脳血管性」の二つにわけられます。このうちメタボと関係が深いのは「脳血管性」です。脳梗塞や脳出血などの「脳卒中の後遺症」としてあらわれるのが一般的です。血管が詰まったり、破れて出血するなどの、脳血管障害の結果として起こるのです。脳卒中は生活習慣病の終着駅なので、肥満、糖尿病、高血糖、高血圧、脂質異常症というメタボの危険因子が、そのまま認知症の危険因子としてあてはまります。脳卒中や心臓病のさらに先に、つらい身体障害と認知症という問題を抱えるケースも少なくないのです。同じことをくり返しくどくど話す、置き忘れやしまい忘れが多くなる、時間や場所の記憶が不確実になる…このような認知症のサインの背景には、無自覚、無症状の「無症候性脳梗塞」が潜んでいる可能性もあるのです。一方、アルツハイマー型の認知症は、発症すると、脳に特殊なタンパク質の沈着によるシミや、神経細胞の大幅な減少、死滅が認められます。進行すると人格が破壊されてしまう恐ろしい病気です。危険因子はまだ十分に解明されていませんが、これまでの研究から、他人とあまりコミュニケーションしない人、新聞や本をあまり読まない人などに発症しやすい傾向が見られます。生活習慣が大きな要因となっているといっていいでしょう。

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2016年

10月

06日

内臓脂肪から始まる「脂肪肝」

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。肥満とのかかわりが深く、最近特に増えている疾患の一つに「脂肪肝」があります。脂肪肝とは、肝臓に脂肪が異常に蓄積した状態で、BMIが25を超えると、その半数に脂肪肝が認められています。初期の頃はほとんど自覚症状がないのですが、進行すると疲れやすい、だるいなどの独特の症状があらわれます。主な原因は、やはり飲みすぎ、食べ過ぎですが、昨今、脂肪肝と診断されたものの一部に見られる、新しいタイプの肝障害「非アルコール性脂肪肝(ナッシュ/NASH)」が専門家の間で注目を集めています。ナッシュの特徴は飲酒歴がなく、さほど肥満でもない人が発症することです。放っておくと、やがて慢性肝炎から肝硬変を起こし、肝臓ガンにもつながる危険度の高い病気です。原因は、「内臓脂肪の過剰な蓄積」にあるのではないかと考えられています。おなか回りの脂肪組織が増えすぎると、脂肪肝に強い働きかけを起こす悪玉の生理活性物質が増え、ナッシュを引き起こすという見方が有力です。内臓脂肪型の肥満は肝臓も脅かすというわけです。

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2016年

10月

04日

「ぽっちゃり女性」は乳ガンに注意!

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。昨今、女性の乳ガンも増えています。そこで注目すべきは、肥満と乳ガンとのかかわりです。体脂肪をつくっている脂肪細胞は、乳ガンの発症にかかわる女性ホルモンのエストロゲンを生み出します。そのため、肥満レベルが上がれば、乳ガンの発症率も高まるのです。これまでの研究から、BMIが25以上の人は、20未満の人の約2倍も乳ガンになりやすいことがわかっています。また、米アルバート・アインシュタイン医科大学が、50~79歳の女性4888人を対象に8年以上にわたって追跡調査をしました。その結果、なんと乳ガン診断の3~5年前にメタボと診断された女性は、そうでない人より、乳ガンの発症リスクが2倍だったといいます。さらに、同研究によると拡張期の血圧が高い人は、乳ガンのリスクが2倍以上高まり、中性脂肪と血糖値の上昇も乳ガンリスクをそれぞれ約1.7倍上昇させたということです。肥満、高血圧、脂質異常症、高血糖というメタボの危険因子は、すべて乳ガンの発症と密にかかわります。しかも、閉経後の女性は、そのリスクが増大するのです。

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2016年

10月

03日

メタボとガンとの関係

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。日本はかつて、世界でも有数の「胃ガン大国」といわれていました。しかし、今はちょっと様変わりし、消化器系では「大腸ガン」が増加傾向にあります。女性はすでに大腸ガンのほうが多く、男性も近い将来、胃ガンを抜くことは間違いないと見られています。以前は欧米の白人に多く見られた大腸ガンが、日本人に増加している背景には生活習慣の変化があります。まだ日本で大腸ガンが少なかった時代、同じ日本人でありながら、大腸ガンが白人並の頻度で見られた人たちがいました。ハワイをはじめ、米国に移住した人々です。同じ遺伝体質をもっていても、生活習慣や生活環境が異なると、ガンの発症にもはっきり違いが見られたのです。その生活習慣の違いとは

・肉や脂肪分の多い食べ物をより多く食べていたこと

・酒類の中でもビールをよく飲んでいたこと

・野菜の摂取量が少なかったこと

・運動不足が目立っていたこと

・肥満者が多かったこと

しかも、大腸ガンがの他にも糖尿病、脂質異常症、高血圧、さらには動脈硬化、心筋梗塞なども多く見られたことから、メタボになりやすい生活習慣が大腸ガンも増加させていたことが読み取れます。メタボリックシンドロームとガンは、あまり関係がなさそうに見えるかもしれませが、メタボになる生活習慣は、そのまま、ガンになりやすい生活習慣そのものなのです。

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2016年

10月

02日

体のSOS信号を見逃していませんか?

お読みいただき、ありがとうございます。本八幡 風の整体院 岩田です。脳卒中などの脳血管障害も心筋梗塞などの心血管障害も「メタボ」の危険因子を多く抱えている人ほど発症しやすくなります。脳とメタボの関係をみると、脳卒中の危険因子のトップは「高血圧」で重度の高血圧が続くと、脳卒中を起こす危険性がぐんと高くなります。また、高血糖の状態が続くと動脈壁内に糖がしみ込んで動脈硬化が進行し、やはり脳卒中を起こしやすくなります。脳卒中のうち頻度が高い「脳梗塞(脳血栓)」は、心臓から脳につながる血管内で動脈硬化が起こり、血栓が道をふさいでしまう病気です。血管がふさがれて、血液の流れが滞ることで、大変な病状が引き起こされるのです。脳の重さは体全体の2%ほどですが、血液中のブドウ糖と酸素の消費量につては群を抜いています。通常だと、ブドウ糖は全体の18%、酸素は20%が脳で消費されますが、脳の血管がふさがれると酸素もブドウ糖も運ばれなくなります。酸欠状態とブドウ糖の不足が起こると、神経細胞が死滅し、さまざまな機能に障害があらわれます。心血管障害もしかりで、メタボの危険因子のうち「高血圧」が一つ増えると約5倍、さらに脂質異常症が加わるとなりやすさは21倍にも跳ね上がります。また、脂質異常症で悪玉LDLコレステロールが多い人は、全身の動脈硬化を起こしやすくなり、やはり脳卒中や心臓病のリスクが高まります。昨今では、無自覚、無症状の「無症候性脳梗塞」が脳ドックなどで見つかるケースもよく見られます。メタボの危険因子を何かしらもっていれば、症状にあらわれない脳梗塞にかかる可能性は誰にでもあるのです。

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2016年

10月

01日

高血圧は重大な病気につながる

お読みいただき、ありがとうございます。風の整体院 岩田です。なかなか正体をあらわさないのが「生活習慣病」の特徴です。なかでも、「高血圧」は「サイレントキラー=静かなる殺人者」と呼ばれるほどわかりにくく、足音を忍ばせるようにしてそーっと近づいてきます。高血圧とは、血液が血管を通るときに高い圧力がかかることですが、軽症も含めると今、日本には血圧が高い人が約4000万人以上いると推定されています。40歳以上では2人に1人が、65歳以上では60%以上もの人が高血圧という時代です。年齢と共に増えていくのは、加齢と共に血管の老化が進み、柔軟性が失われていくためです。また、塩分のとり過ぎや運動不足、飲み過ぎ、喫煙、さらにストレスも高血圧の引き金になります。血管が硬くなると収縮期の血圧が上がりやすくなり、拡張期は下がりやすくなります。そこで、収縮期だけが高くなる「収縮期高血圧」が多くなり、血圧の変動も大きくなります。メタボの人の多くは「高血圧」という危険因子を抱えていますが、肥満、高血糖、脂質異常症などの因子も重なれば、症状はいやおうなく進行し、動脈硬化から生活習慣病へと進んでいくのです。「自覚症状がない」といって見過ごしていると、ついには、血管が詰まって心筋梗塞や脳梗塞を起こしたり、圧力に耐えかねた血管がある日突然破れ、脳出血というケースもあるのです。収縮期の血圧が200㎜Hg以上になると、こうした危機が迫ってくるのです。

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